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「お山参詣」でご来光を拝む
岩木山(いわきさん) 青森県・1,625m
岩木山は青森県の西部、津軽平野にそびえる独立峰です。山頂は中津軽郡岩木町に含まれます。鳥海火山帯に属する円錐状の火山で、いまは休火山です。山頂は三つの峰からなり、東側の弘前市付近から眺めると、この三つの峰がよく分かります。北側から見ると、山頂は尖った円錐形に見えます。岩木山は、どの方角から見ても美しく、古くから津軽富士の愛称で親しまれてきました。現在は、山全体を広葉樹林(ブナ、ナラ、ダケカンバ)などに覆われており、新緑・紅葉の季節のみならず一年を通してすばらしい眺めです。
高山植物は、ミチノクコザクラを代表に5月下旬から8月上旬まで、たくさんの花を楽しむことができます。また、貴重な動物や昆虫もたくさん生息しています。
岩木山は、日本に仏教が伝わる前から、神の山として広く人々に親しまれてきました。仏教が東北の地にまで伝わると、主に天台宗の影響を受けます。また紀州の熊野にある本宮(ほんぐう)、新宮(しんぐう)、那智(なち)の三山を一緒に信仰する形式が、岩木山山頂の三つの峰に取り入れられます。このように、日本古来の神の教えと、外来の仏教の教えが一つになることを神仏習合といいます。
毎年旧暦8月1日、「お山参詣」が行われます。多くの人たちが白装束に身を包み、岩木町百沢(ひゃくざわ)にある岩木山神社に集まり、夜の暗いうちにお題目を唱えながら、山頂にある奥宮を目指します。津軽全域から集まってきたお山参詣の行列は、高さ数メートルの御幣を林立させて進みます。夜明け前に山頂に到着し、ご来光を拝みます。
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